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経済




寒〜い相続

 テレビから流れる「相続」の話には、いつもあり得ないと思うことがあります。それはお母さんの住んでいる家を売ってまで、お金を要求する子供たちです。年老いたお母さんが家を追われ、やっと見つけたアパートに寂しく暮らすなんて、こんな親不孝な子供はそう居るとは思えません。

 実際には、そこまで発展する相続の事例は稀だと思いますが、テレビならではの最悪パターンを常識のように流すのはどうかと思います。これから子供を持ってと考えている若いご夫婦にとっても自分たちの老後を脅かす子供はいらないと思ってしまうかもしれません。

 家族間で起こる相続には、「一次相続」と「二次相続」という流れがあります。一般的に父親が亡くなると一次相続になり、妻と子供が相続人になります。その場合でも、分けられない実家などは、母親の住居として二次相続に持ち越すのが一般的と言えます。実家が都心の一等地にある場合は、二次相続を考え、相続税の負担を減らすという意味では考慮する必要もあるでしょう。もちろん相続税対象の場合の話です。

 相続税対象外の範囲では、そこまでする意味がありませんし、親不孝の典型と言えるでしょう。ただ、母親が高齢なうえ、一人で暮らすのに不安があるという場合は、家を処分して子供との同居やサービス付高齢者住宅などの選択も考えなければなりません。
 
 相続税の基礎控除 = 3000万円+600万円×法定相続人
 
 妻と二人の子供が相続するなら、3000万円+600万円×3人=4800万円までは、相続税が免除となります。相続税の計算には不動産(夫名義)の時価額も入りますので、含めての計算になることに注意します。

 相続税免除の範囲では、親子で話し合って決めることになります。また父親が亡くなる前の遺言なども考慮します。
 一般的に「相続」が「争続」になるというのは、お金の多い少ないに関係なく起こっているのが現状です。いざ相続が起きてからでは間に合いませんので、毎年、資産の棚卸しをして相続に備えることは大切と思います。2019.2.2




マイホームは資産 ?

 これからマイホームを買おうという人は、「将来値上がりする」などとは考えないほうがいいと荻原博子さんは言います。
 その理由は「グローバル化」にあるといいます。会計制度が変わり、以前のように「含み資産」としての土地価格が上がらなくなったからです。それによって企業は買い手から売り手に転じ、後継者のいない農地などは相続対策として売り出されました。

 2001年3月末決算から、買った時の価格が帳簿上でずっと続く簿価会計から、期末時点で資産を評価し直す時価会計に変わりました。

 そうなると企業は土地や株などを買って価格が下がると、不良債権を抱えることになります。
 そして、二つ目の大きな要因は少子高齢化です。今、問題になっている空き家も増える一方ですし、マンションも今後は老朽化が問題になるでしょう。

 そこで心配になるのは親の持ち家です。住み手の居なくなった空き家、築40年を超えたマンションなどは相続しても、自分が住まない限り管理が大きな負担になります。戸建てであれば、ほぉっておくとどんどん朽ちてきます。解体して更地にすると解体料、その後の固定資産税の負担が重くなります。相続したマンションの場合は管理費等の義務が生じますし、大規模修繕費用などの負担も負うことになるでしょう。場所が悪ければ売るに売れないということにもなりかねません。

 これらの問題は土地が値上りしない、少子高齢化で家が余るということにつながります。もうすでに不動産や株が資産にならない時代へと足を踏み入れているのです。これから購入を検討する人は、第一に立地または将来の需要を見込んだ物件選びをした方が良いと思います。そしていずれ不良債権化しそうなモノは、早めに対策を考えるのが賢いといえそうです。
 これは最近、私も実感したことです。おそらく賃貸物件は今後増え続け、借りる人にとっての間口は広がるものと思います。2019.1.18




「資産の棚卸し」をしよう !

 一枚の紙に見開きでプラスの資産とマイナスの資産を書く(荻原博子さん推奨)ことから始めましょう。こんな感じです。
 資産の棚卸しsisan.pdf 

 貯蓄は現在高、保険は毎年の解約金を書きましょう。
万が一が心配だからといって、保険に入り過ぎていませんか。
不動産は現在の評価額を調べましょう。ネットで検索すると大体の額がわかります。マイカーや宝石なども今売ったらいくらかを書き入れます。
住宅ローンやマイカーローンがあればその残高を記入します。最後に資産の合計を出してみましょう。
 できた表の資産と負債のバランスを眺めてみます。保険に入りすぎて貯蓄ができていないなどはバランスが悪い典型です。本当にその保障が必要か考えてみましょう。
 ご夫婦で話し合うきっかけにもなります。
たとえば、住居以外の不動産があれば今後も持ち続けるのか、または売却するのか、先をみておく必要性に気づくかもしれません。数年後の教育費の準備も必要になるのであれば、良い機会です。ぜひ資産の棚卸し実行してみませんか。




幸せはお金で買えないけど

 世界経済の大きな流れの中で、私たちの生活も数年前とはずいぶんと変わってきています。もう昔(10年前)の常識が通用しなくなっているのも事実です。
 どんどん移り変わる情報は意識して見ないと素通りしてしまいます。テレビの情報番組にしても、流されるように見ていては何も残らず、ただ振り回されてしまうと感じます。
 経済ジャーナリストの荻原博子さんの著書をもとにして、経済の話を少し書いてみたいと思います。
お金で幸せは買えないけれど、お金がないと幸せが支えられなくなる」と、述べていますが、本当にその通りだと思います。女性の社会進出は進んでいるように見えて、決して社会での女性の地位が向上しているとは思えません。確かに働く女性は10年前と比べて増えていますが、働く女性に余裕が有るわけではないからです。
 今を見て、これから先どのように変化していくのか、過去から学ぶことはあっても、お手本にはならない時代がもうそこまで来ています。